正勤 精進 努力

四正勤 精進:仏教:開運金華

四正勤とは、正しい精進、正しい努力といえるでしょう。善いことをしなさい、悪いことはやめなさい。:四正勤 精進:仏教:開運金華

四正勤 精進

四正勤(正しい努力) 不善を断ち 善を起す
断断
悪・不善を断滅するように、意志を起し、努力し、精励し、心をはげまして立ち向かう。
すでに生じている悪業を無くそうと決意して、それを熱心に注意深く実行して行くこと。


律儀断
悪・不善を生じないように、意志を起し、努力し、精励し、心をはげまして立ち向かう。
新たな悪業は為さないと決意して、それを熱心に注意深く実行していくこと。


修断
善・善行を生じるように、意志を起し、努力し、精励し、心をはげまして立ち向かう。
未だ生じていない善業を為そうと決意して、それを熱心に注意深く実行して行くこと。


随護断
善・善行を安定・持続させるように、意志を起し、努力し、精励し、心をはげまして立ち向かう。
すでに生じている善業を定着させようと決意して、それを熱心に注意深く実行して行くこと。

四正勤は仏道の根本

これは誰が読んでも納得できる内容だと思いますが、簡単すぎて実修するのは非常に難しい内容だと思います。
これが実現できた段階で仏陀である。という経文を読んだ記憶があります。それだけ高度な状態まで高めなさいということでしょう。

反省の習慣を持つ

先ずは、自分の行為を注意深く見守り反省しなさい。
反省して、それが善くないものだと知ったなら、中止しなさい。
反省して、それが善いものだと知ったなら、実行しなさい。

次に、自分の言葉を注意深く見守り反省しなさい。
反省して、それが善くないものだと知ったなら、中止しなさい。
反省して、それが善いものだと知ったなら、実行しなさい。

次に、自分の精神を注意深く見守り反省しなさい。
反省して、それが善くないものだと知ったなら、中止しなさい。
反省して、それが善いものだと知ったなら、実行しなさい。

自分の悪い習慣を自覚し改善していくことです。
そのためには、注意深く見守り、気付いていることです。

十の戒律:正三業(正しい三業・身口意)

十戒

? 不殺生(非暴力) 生き物を殺さない(本来は非暴力、難しすぎるので非殺生としている)

? 不偸盗 与えられないものを盗らない

? 不邪淫 愛の無いセックスをしない

? 不妄語 嘘をつかない

? 不綺語 無駄口をきかない

? 不悪口 悪口を言わない

? 不両舌 陰口(仲違いさせること)は言わない

? 不慳貪 貪りを離れる

? 不瞋恚 怒り(瞋恚)を離れる

? 不邪見 これは 「私である」「私のものである」という間違った見解を離れる

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