ヨーガとは心を止滅することだった
ヨーガ・スートラの大前提は心の止滅であって、非常に難しい内容になってしまうんですが、私自身レベルが高くないんで気楽に探求してみましょう。
先ず、
ヨーガとは心の作用を止滅することである。
心の様々な作用は、修習と離欲によって止滅する。
心の作用が止滅されてしまった時には、見る者である真我は、それ本来の状態に止まる。
その他の場合にあっては、真我は、心の色々な作用に同化した形をとっている。
心の作用は5種類ある。それらは煩悩性のものと、非煩悩性のものとに分けられる。
心を静止するには、一つの対象に繰り返し繰り返し心と感覚を向け続けることである。
他人の幸福を願い、不幸の無いことを願い、善行を喜び、悪行はまったく気にしない、これらの感情の実修によって心は静止する。
息を出す法と、息を止める法とによって、心は静止する。
深い眠りや夢の中での体験に心を向けることによって、心は静止する。
何でも好ましいものを思念することによって、心は静止する。
ヨーガ・スートラに受けた衝撃
私はヨーガ・スートラを初めに読んだとき衝撃を受けた。私は心に執着していたから心の作用を止滅するということが受け入れられなかった。
今でも修行が進んでいるとは言い難いけれども、以前は全く理解できなかったと思う。
私はある時期を境に教典を読むことが(実践は・・・)好きになり、約20年になります。
その間様々な心の変化や環境の変化を経験していますが、ヨーガ・スートラが一番好きな教典であることは変わりませんでした。
非常にシンプルで読みやすいと思っています。仏教経典群は膨大であり一生かかっても読み切れないほどの量であるのに、ヨーガ・スートラは内容は同等といってよいほど深遠でありながらシンプルにまとまっていると感じます。
どーぞヨーガの世界を堪能してください。 スポンサーリンク
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