正思惟 仏教の考え方
思惟するときは、「これは苦なり」と思惟せよ。
「これは苦の生起なり」と思惟せよ。
「これは苦の滅尽なり」と思惟せよ。
「これは苦の滅尽に至る道なり」と思惟するがよい。
それらの思惟は、よく利益をもたらし、梵行の出発点となり、厭離・離貪・滅尽・寂静・証智・等覚・涅槃に役立つからである。
このゆえに、「これは苦なり」と勉励せよ。
「これは苦の生起なり」と勉励せよ。
「これは苦の滅尽なり」と勉励せよ。
「これは苦の滅尽に至る道なり」と勉励するのがよいのである。
仏陀
仏陀は、全てを捨て、欲望を滅尽して、解脱している。仏陀は、諸々の煩悩に打勝った者である。
感覚的なこだわりを喜び、楽しんでいる者には、これによってあるという性質(縁起)の道理が見難く、また一切の執着を捨てること、欲望の滅尽、涅槃の道理(縁滅)が見難いのである。
無智(愚痴)
このような愚かな思いを思惟するな。「世間は常である」「世間は無常である」という。
あるいは、「世間は限りがある」「世間は無限である」といい。
「生命は身体である」「生命と身体は別である」という。
あるいは、「人は死後も存在する」「人は死後存在せず」といい。「人は死後存在し存在しない」「人は死後存在するでも存在しないでもない」という。
このような愚かなことを思惟しても、何の利益ももたらさず、梵行の出発点にもならず、厭離・離貪・滅尽・寂静・証智・等覚・涅槃に役立つものでもない。 スポンサーリンク
「仏教」No.3:「正思 思惟 考え方」[2008/05/10 12:43:55]
釈尊にとって、大問題であったのは、生死の苦とこの世界からの解放、つまり出離(解脱)であった。 縁起とは、苦の縁て起る原因を追究することである。 「これあるとき彼あり」「これ生ずれば彼生ず」 「これ無きとき彼無く」「これ滅すれば彼滅す」 これ・・・
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「仏教」No.4:「釈尊 解脱 目標」[2008/06/10 12:52:20]
老死苦悩、生、有、取、愛、受、触、六処、名色、識、行、無明。 無明、行、識、名色、六処、触、受、愛、取、有、生、老死苦悩。 無明とは 無自覚 苦についての無智・苦の生起についての無智・苦の滅尽についての無智・苦の滅尽に至る道についての無智 ・・・
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「仏教」No.5:「縁起 えんぎ」[2008/06/11 02:10:11]
四念処とは 四念処を実修すれば、阿羅漢の完全智が得られるか、執着が残っても、この生存には戻らない不還が得られる。 四とは何か 此処に身体に於いて身体を観察して、熱心に正智正念にして、世間に対する貪欲と憂いとを制御する。 此処に感受(楽、苦、・・・
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「仏教」No.6:「念処 四念処 観察」[2008/06/14 19:25:43]
四正勤(正しい努力) 不善を断ち 善を起す 断断 悪・不善を断滅するように、意志を起し、努力し、精励し、心をはげまして立ち向かう。 すでに生じている悪業を無くそうと決意して、それを熱心に注意深く実行して行くこと。 律儀断 悪・不善を生じな・・・
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「仏教」No.7:「正勤 精進 努力」[2008/06/18 13:31:51]
四如意足 四神足 四如意足あるいは四神足については、教典の記述が少なく、内容も理解しがたいことを書かれていますので、私ごときにはとうてい解明できないもののようです。 できる限り書籍等で調べていますが、私の納得できる内容は殆ど見ることができま・・・
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「仏教」No.8:「如意足 神足 神通」[2011/10/08 15:57:11]
五根・五力とは五つの資質と能力と言換えて良いかと思います。 信・精進・念・定・慧 の五つをいい、 信 :信念 精進:反復 念 :思念 定 :禅定 慧 :智慧 信根・信力 如来の智慧(真理の法)を信じる。法は世尊により善く説かれた、それは現に・・・
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「仏教」No.9:「信念 努力 念 定 慧」[2008/07/02 13:45:06]
仏陀曰く「修行者が仏の説に随って解脱の修行をしようと思い立ったら、 まず、念覚分を習う。 念覚分を修め終わったら、選択分別を思惟する。その時択法覚分を習修する。 選択分別して思惟し終わったら、精進努力する精進覚分を習修するのである。 精進努・・・
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「仏教」No.10:「覚支 覚り 覚醒」[2008/07/03 03:58:21]
先ず、智慧があり、それに随い、正しい見方が生じ、それに随い、正しい思いが生じ、正しい言葉が生じ、正しい行為が生じ、正しい生き方が生じ、正しい努力が生じ、正しい専念が生じ、正しい精神集中が生じる。 欲望の対象を遠ざかり、貪りを離れ、滅し尽くし・・・
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「仏教」No.11:「八正道 中道 正しい道」[2008/07/04 22:03:57]