空 般若心經 色即是空

空とは:お説教:開運金華

空といわれている真理はどういうものか、最近空について職場で論義が生じる場面が気になるので少しまとめてみた。:空とは:お説教:開運金華

空とは

について最近職場で論義が生じているので、私としては遺憾ではあるのですがその時に思わずについて語ってしまうので、少しまとめてみました。

根本仏典を読んでいる限り、とは「無常であり、苦であり、非我であるもの」と定義されているように思う。

例えば、このような問答が記載されています。
「肉体(色)は常住か? あるいは、無常か?」 「無常です」
「では、無常である色は、喜び(の原因)か? あるいは、苦しみ(の原因)か?」 「苦です」
「では、無常であり、苦であるものを、私である(我)とか、私のもの(我所)であるといえるか?」 「非我です」

「つまり、無常であり、苦であり、非我であるものは空である」
「空であるものに執着することにより、我々は苦しみを受けているのである」

というような論義がされています。
(最近教典を読んでいないので、記憶で記しています。時間のあるときに修正します)

私的には『空とは無常のこと』と考えても良いかと思っています。
変化消滅してしまうものは全て『空』である。

その空であるものを『自分である』とか『自分のものである』と考える(感じる)ことによって、私たちは苦しみを経験しているのだと、釈尊は説いていると思います。

それを理解し、それを見極めることが覚りであると、繰り返し説かれているのではないでしょうか。


私たちは本来が空、無、ゼロであるという考え方がありました。
この考え方によれば、すべてを手放して、空の状態になれば、完璧な自分が現れるといいます。

この考え方のほうが仏教的なようにも感じます。

また、この空という表現は、実践的な使い方です。

つまり、感情、思考、記憶のような精神的作用からの離脱を意味しているのです。

この状態を意識して、感情や思考や記憶を手放していくと、本当に空、無という心境を経験できます。

なぜ、そうなるのかは説明できませんが、そういうものだと思えれば、そうなります。

これは、心の不思議のひとつです。

何かを考えているのが心の本来の有り様なのでしょうが、空や無の概念を認識して、すべてを手放すことを意識しているだけで、その心境になれるのです。

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